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病院長ブログ

2024.04.13

執筆論文解説44 肛門周囲膿瘍切開排膿後の転帰

肛門周囲膿瘍で来院され、膿瘍切開を行った患者さん196例を後ろ向きに検討しました。年齢は30代、40代が多く両年齢群を合わせて半分以上でした。40代は根治手術まで受けられる方の頻度が高かったですが全体では41%しか根治手術を受けませんでした。背景では軟便になるような併存疾患を持っているようでした。なかでも糖尿病は12%と意外と少なかったです。反省点としては表2でも示しているように細菌培養検査の施行率が低いことでした(現在ではほぼ全例に行っています)。昨今、耐性菌検出が問題となっていますので必須でしょう。