2023.03.25
全周瘢痕性肛門狭窄に対する皮弁形成術に関する投稿論文です。6例(女性2例)に行いました。全例肛門の手術歴がありました。病歴は長く、術後に漫然と下剤を使っていることが誘因の様に思われました。手術瘢痕があるような肛門狭窄は様々な形成外科的皮弁形成術、移動術が行われます。狭窄の程度によって使い分けます。今回はその手術における一工夫を論文にしました。術前肛門直径は鼻の穴よりも狭かったのですが術後には確実に広がり経過良好でしたし、大きな合併症は経験しませんでした。広げ過ぎないのがコツと考えています。