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2022.12.31
完全直腸脱に対する開腹手術での直腸固定術の後方視的治療成績の投稿論文です。固定にはステープラーというチタン製の鋲を用いています。九州での研修病院で行っていた方法です。
対象は9例です。年齢の中央値は78歳で全例女性でした。特に合併症もなく米国クリーブランドクリニックの失禁スコアも改善が見られました。ただ観察期間が短いのが問題です。しかし、その後腹腔鏡下直腸固定術が国民健康保険で認められるようになって開腹下で行われることはなくなりました。